院長のつぶやき ドナルド・マクドナルド・ハウス なごや 2012年11月4日
ドナルド・マクドナルド・ハウスをご存じだろうか?
これは入院する子供の家族が利用できる滞在施設だ。
http://www.dmhcj.or.jp/
病気の子供が入院すると、家族の負担も大変なものがある。
難病なら、自宅から遠く離れた病院に長期入院を余儀なくされる。
時には数ヶ月、時には何年も付き添わなければならない。
多くの親が病院に泊まり込む。
ソファーや床に寝る生活。コンビニ弁当で済ますような食事。
それが来る日も来る日も続く。
肉体的にも、精神的にもぼろぼろだ。
ちろん、経済的にも負担はものすごく大きい。
自宅から通えたとしても、大変なことに変わりはない。
新幹線を使って、2時間もかけて通う人もいると聞く。
子供に兄弟がいれば、その子もつらい。
こういう家族の負担を軽減するために米国で誕生したのだそうだ。
ファーストフードのマクドナルドが支援している。
今や世界中に300のハウスがあるそうだ。
このハウスが名古屋にもできることになった。
名大病院の敷地内に建設される。
大学病院にできるのは東大病院についで2番目。
日本全体では9番目。
建設資金は3億円。1億円はハウスの財団が調達する。
残り2億円は地元の募金活動で賄わなければならない。
趣旨に賛同し、私も10万円寄付することにした。
幸い、自分の子供たちは健康に育ってくれた。
その幸運に感謝して、ささやかな協力をしたい。
心ある方は募金をよろしくお願いいたします。
なお、寄付をすると所得税から控除を受けられる。
(2012. 11.04)