院長のつぶやき LED電球の導入体験記 2011年5月31日
この夏の節電協力のため、LED電球を導入することにした。
もともと、節電には気をつかっている。
エアコンはガスヒートポンプ式なので、電力消費は通常のエアコンの10分の1。
ダウンライトの多くも蛍光灯型。蛍光灯もほとんどが省エネに優れたHfタイプ。
そもそも、普通の白熱電球は使っていない。
だが、クリプトン球という小型電球がかなりある。(E17という口金のやつ)
昔は明るさを変えられる調光式のライトだとクリプトン球しか使えなかった。
これを全部LED電球に替えることにした。
60W→6.4Wなどとおよそ10分の1の電力消費量。
つまり10個の照明のうち9個消したのと同じ。照明の間引きよりずっと効果的。
しかも暗いのを我慢しなくてもよい。我慢我慢では長続きしないからね。
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問題は色や明るさや配光特性がわからないこと。
今の時代、ネット通販が安くて便利だが、実際に試してみることができない。
店に行けばある程度点灯した状態を見られるが、自院の使用状況とは異なる。
結局、少しずつ買って実際に試していくことにした。これが一番確実。
1800~4500円くらいだから試すにも結構金がかかる。
まず値段の安いシャープDL-J40ALとDL-J40ANを買ってみた。
1700~1800円ほど。寿命は2万5千時間。
その結果わかったこと。 まず、色は電球色がよい。
昼白色と電球色があるのだが、昼白色は青白くて寒々しい。
蛍光灯と比べ電球は影ができやすいのでなおさら青白さが強調される。
電球色でも白熱電球より赤みが少なく少し黄色っぽい。
配光特性は照らす範囲が狭く、正面は明るいが周辺は暗い。
つまりスポットライトみたいな照明にはとても相性がよい。
問題はダウンライトで、多くは電球を斜めに取り付けるようになっている。
普通のLED電球では光が偏ってしまい、具合が悪い。
対策品がある。パナソニックの「斜め取付専用」は秀逸なアイデア。ただし高い。
(パナソニック Everleds LDA6L-E17/D/BH 4570円 寿命は4万時間)
実際に試してみて、ダウンライトには高価でもこれが一番だということがわかった。
結局なんだかんだで8万円ほどの出費。
寿命が長いし、電気代が安くなるので、長期的には元を取れると信じているが。
(2011.5.31)