川本眼科

文字サイズ

小 中 大

川本眼科だより

川本眼科だより 261名古屋アイクリニック移転 2021年10月31日

名古屋アイクリニックは川本眼科と密接に連携している眼科です。特に、白内障手術、角膜疾患、近視矯正手術などで大変お世話になっています。

11月24日に名古屋アイクリニックは移転し、広く、便利に、快適になります。今回はなぜどこに移転するのか、移転で何が変わるのかを中心に、当院との関係についてもお伝えします。

名古屋アイクリニックの特徴

名古屋アイクリニックと川本眼科は、どちらも中京グループに所属しています。中京グループは眼科専門医の医療ネットワークで、手術をはじめ眼科診療で協力し合っています。ただ、チェーン店みたいなものではなくそれぞれの施設は独立して運営されていて、診療スタイルは各施設大きく異なります。

名古屋アイクリニックは院長の中村友昭先生のポリシーが色濃く反映されています。私の見るところ、それは患者さんに「快適な空間」「最新の医療機器による最新の医療」を提供するというものです。実際、最新の医療機器の導入には非常に積極的で、端から見ると採算が取れるのか心配になるほどです。

20年の変遷

中村先生は2001年にレーシック専門施設としてリフラクティブアイクリニックを開院、数年後には眼科一般診療を開始、2006年に名古屋アイクリニックと改称されました。

20年の間に拡大を続け、現在は5名の医師が交代で診療を担当していて、大病院の眼科に匹敵するほどの規模になっています。

白内障手術での連携

川本眼科で白内障手術を希望された場合、中京グループ内で連携して手術いたします。術前検査や他院への問い合わせ等は川本眼科で行い、手術は名古屋アイクリニックか中京眼科のどちらかで実施し、手術翌日からの通院は川本眼科で対応いたします。

このやり方は、手術する施設にも、手術を依頼する施設にも経営上の利点があります。患者さんにも、熟練の医師に手術してもらい、術後の通院は自宅の近くでよいという利点があります。

幸い、多くの人に喜んでいただいています。

角膜疾患が得意

中村先生はもともと角膜がご専門で、小島先生も円錐角膜など角膜疾患が得意です。クリニックとしても角膜移植や角膜クロスリンキングなどの大病院でしか行わないような特殊な治療まで手がけています。また角膜治療用のエキシマレーザーも保有していて、再発性角膜上皮びらんという厄介な病気の根治治療が可能です。

そのため、診断や治療が難しい角膜疾患は、患者さんのご希望も伺った上ですが、積極的に名古屋アイクリニックに紹介するようにしています。

屈折矯正手術が得意

もともと名古屋アイクリニックはレーシックの専門施設でした。現在ではスマイル、ピクセル、有水晶体眼内レンズなど新しい多様な屈折矯正手術を手がけていて、しかもそれらの手術件数は国内トップクラスです。

美容外科系のレーシック施設だと、レーシック以外の手術ができず、角膜が薄いなど本当は他の手術が適している場合でもレーシックをお勧めすることが多いと言われています。

名古屋アイクリニックは、手術以外の手段も含め、患者さん1人1人に最適な屈折矯正法を提案できる施設です。

紹介希望の際は川本眼科でご相談ください。

11月24日、 隣のビルに移転

移転場所は旧医院の隣に建ったビルで、金山総合駅東口前の道路を渡ってすぐです。

なぜ隣に移転することにしたのでしょうか?

旧医院はビルの3階・4階で診療していました。そうすると上下階の移動が生じ、患者さんも医院スタッフも何かと不便でした。新医院では地上階(道路と同じ高さ)でしかもワンフロアでの診療になります。上下への移動がなくなり、エレベータを使う必要もなくなり、特に高齢者には利用しやすくなります。この点が最大の理由でした。

新医院は換気量を通常の3倍にし、ヘパフィルターも付けて感染対策万全です。音響・インテリアなど快適性にもこだわったと伺っております。

なお、ビルは坂に建っている関係で、新医院は道路に面した地上階にありますがビルの表示上は2階になるそうです。4階以上はコンフォートホテルです。

3待合室、4診察室、2手術室

面積も旧医院より広くなります。

待合室は、検査待ち、診察待ち、受付・会計の3ヶ所に分かれるそうです。動線が分かりやすくなると思います。

診察室は4つあります。当初は2診体制だそうですが、医師が増えたときに対応する準備がしてあるわけです。2診であっても、入退室に時間がかかる患者さんがいらっしゃるときなど診察室が複数使えると便利です。

手術室はレーシックなどのレーザー手術用と白内障などの手術用に分かれます。現在は手術の種類により手術機械を移動していますが、機械をたびたび動かすのは煩わしいですし、移動中の振動などがトラブルの原因にもなりかねません。それぞれ専用にすれば手術機械を固定したままですみ、効率よくなります。

新医院に期待します!

これからも川本眼科は名古屋クリニックと連携して参ります。広くなり、機能的になり、快適になった新名古屋アイクリニックに大いに期待しています。

(2021.10)