院長のつぶやき コンサート 2014年12月7日
子供の受験が終わって、少し時間の余裕ができた。
それで、今年は数十年ぶりにコンサートに出かけてみた。
1つは東海テレビのスーパークラシックコンサート。
愛知県芸術劇場で1年間7回の講演。
しかもいつも同じ席で聴ける。
去年は知り合いの優先予約枠を利用させていただいた。
実際にコンサートに出かけた感想。
曲や演奏家は満足している。
小澤征爾とかランランとか辻井伸行とか。
当然好き嫌いはあるが、よく知った好きな曲はやっぱり良い。
問題は演奏開始時間。18:45が多いが、これはきつい。
外来が18時までかかるのは普通。もっと遅くなることもある。
だいたい、1日の終わりには正直疲れ切っている。
それから、メシもろくすっぽ食べずに急いで会場に駆けつける。
綱渡りだし、身体にこたえる。
終了間際に急患が来院したら、行けなくなってしまうし。
来年は優先予約の権利がある。12/13が受付日だが、来年分は諦めた。
ちょっと無理があることがよくわかった。
先週はそれとは別にサラ・ブライトマンのコンサートに行った。
最初に彼女の歌に出会ったのは20歳代だったと思う。
それから30年近く現役なのだから大したものだ。
CDやDVDも何枚も持っていて、楽しみにしていた。
曲が始まってまもなく、家内が「口パクだ」と言い出した。
えっ? 世紀の歌姫にそれはないだろうと思ったが・・
そう思って聴くと確かに違和感がある。
歌が安定しすぎている。指揮者がなぜヘッドホンを付けている?
家内はお腹の動きがないという。そうかも知れない。
うーん。私は確証を得られなかったが、家内は間違いないと言う。
AKBなら歌に期待していないので、口パクでも仕方ない。
でも、まさか、サラ・ブライトマンが??
ショーだと割り切れば良いのかも知れないが。
今年54歳。確かにあれだけの高音を出せるほうが不思議だ。
オペラ座の怪人の最高音部なんて人間業じゃない感じだし。
あれを毎回安定して歌うのは至難の業だろう。
録音ならいくらでも修正できるがライブは一発勝負だから。
一時はすごく太ってしまい、それから痩せて、今回はまたかなり太め。
顔も、いくら化粧をしても衰えは隠せない。
オペラグラスでアップにして見るとなおさら感じる。
期待していた分、がっかりしてしまった。
S席とは名ばかりだったし。天井に近くて端のほう。
1人1万5千円も出す価値はなかったというのが結論。
サラのコンサートがあっても、もう行かない。
(2014. 12.07)