川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき遠距離の患者さん

遠方から受診の問い合わせがあった。

新幹線と在来線を乗り継いで5~6時間はかかりそうな地域にお住まい。

白内障術後ずっと痛みが取れないので診てほしいという希望。

手術した先生には「私にも原因はわからない」と言われた。

県内の大学病院にも行ったが「手術は完璧」と言われた。

お話を聞き、なるべく近くの先生を探すことをお勧めした。

川本眼科に月1回なら通うとおっしゃっるのをやんわりお断りした。

患者さんには冷たく思われただろうが、やはり無理だと思う。

こういうケースは患者さんの訴えに耳を傾け、根気よく付き合うしかない。

精神的な問題もからむ。手術前後の医師の言動に問題の種が潜んでいたりする。

1回受診しただけですべて解決するはずがないのだ。

気長に経過観察が必要な病気に遠距離受診は向かない。

遠距離でも大丈夫なのは目的が明確でやるべきことがはっきりしている場合。

例えば北海道や九州から白内障手術を受けに来た人がいる。

手術さえ済めばまた地元に戻ればよい。短期間の滞在で大丈夫。

遠距離受診の可否はケース・バイ・ケースとしか言いようがない。

(2009.11.14)

院長のつぶやき川本眼科15周年

11月1日、川本眼科は開業15周年を迎えた。

スタッフからお祝いに胡蝶蘭をいただいた。みんな、ありがとう!

大変な思いをしたことも過去にはあるけれど、今は概ね順調と言えるかな・・

多少手狭ではあるが、簡単に広げるわけにもいかない。

大勢の患者さんが受診して下さっている。長い人は10年以上!

もちろん、医療機関と縁が切

れたほうが患者さんにとっては良いのだが。

一番多い苦情は「待ち時間が長い」 申し訳ありません。m(_ _)m

説明を短く省略すれば待ち時間は短くなるが、それでは患者さんは満足しない。

完全予約制も何度も検討したけれど、たぶんうまくいかないと思う。

この問題はいまだ解決策を見いだせずにいる。

誠実に、私にできる限りの医療を提供するということでお許しいただきたい。

(2009.11.7)

院長のつぶやきエコポイント

今年の6月、待合室に46型テレビを設置した。置き場所がないので天井吊り。

さすがに地デジで大画面だと画像はきれい。今までの20型アナログとは段違い。

アナログ放送は2011年に終了するからどうせ買い換えが必要だった。

折から始まったエコポイント制度。買い換えのチャンスだと思った。

-

テレビはインターネットで安く買った。数年前の半額くらい。

しかし天井吊りは予想以上の大工事だった。なにしろ46型は重いのだ。

建物を支える鉄筋コンクリートの梁に直接つなげる必要がある。

工事費にテレビ本体の倍の費用がかかってしまった。

でも、昔から世話になっている工務店が丁寧に仕事をしてくれた。

-

さて、いざエコポイントを申請する段になって大問題発生。

保証書がない!!

工務店が気を利かせて段ボールを処分してくれたのだが・・

段ボールにはまだ保証書が付いていたのだ!

何日も経ってから気づいたので後の祭り。

メーカーとかけあったが保証書の再発行はしてくれない。

事務局に電話したがどうしても保証書が必要とのつれない返事。

でも3万6千ポイントだよ!あきらめきれない。

ダメで元々、と思い、一応エコポイント申請してみた。

事情を詳しく説明した文書と製造番号や設置状況を写した写真を添付。

それでも無理だろうなとあきらめていたが・・・

-

今日、エコポイント事務局からメールが届いた。

エコポイントマイページが開設され、残高3万6千点になっていた。

あきらめず、やってみるものだね。お手数をおかけしました。

保証書をなくした方もあきらめないで。ただし、成功の保証はない。

本当はダメなのを好意で対応してくれたわけだから。

(2009.9.23)

院長のつぶやきホームページのサーバー移転

ホームページ更新がしばらく滞っていた。申し訳ない。

実は、サーバーを移転していた。

今度からHP管理・運用・制作をお願いするのはアドバンテージという会社。

http://www.hp-seisaku.com/

元のエンパワーヘルスケアという会社もコンテンツ作成に問題はなかった。

ただ、無理やりリース契約を結ばせるやり方*に納得がいかなかった。

(*本来HP制作業務なのにソフトのリースとして契約し、解約できないようにする)

サーバー移転に合わせ、一部リニューアルしている。

「院長のつぶやき」はブログ化する。私自身で簡単に更新できる。

今までは月1回ペースだったが、もう少し配信を増やせると思う。

「川本眼科だより」はPDFとなり、印刷物と同じレイアウトで読むことができる。

バックナンバーもPDFにしたので、毎号集めている方には都合がいいはず。

従来更新できていなかった分も少しずつ手をつけていきたいと考えている。

(2009.8.28)

院長のつぶやき薬のネット販売に制限

6月1日からネット販売規制が始まった。

ネットで薬を販売していた業者は大反対だ。
楽天の三木谷社長は楽天の会員全員に規制反対のメールを送りつけた。
厚生労働省のパブリックコメントに反対の書き込みを依頼する内容。
そういう扇動をして、それで反対が多くても「国民の支持」とは言えまい。
業者が反対するのはある意味当然だと思う。
収入が減るからで、別に本気で国民の健康を心配しているわけではない。

今回はすべての薬のネット販売を禁止したわけではない。
薬を健康リスクの点から1類・2類・3類の3種類に分けた。
そしてリスクによって取り扱いを変えた。妥当な方法だと思う。
比較的安全なビタミン剤や整腸剤などは3類でネット販売できる。

1類はリスクが高いものでH2ブロッカーや副腎皮質ホルモンなど。
重大な副作用を持つものもある。頻度は低くてもおきたら大変だ。
これをネット販売禁止にしたのはまあ当然。
薬局で薬剤師が説明して売るのだって心配なくらい。
自分勝手に通常量の何倍ものむ人だって出てくる。
予想もしないような使い方をする人もいる。

ネットではチェックと言ってもクリックするだけ。
いろいろ説明が出てきてもたいていの人は読んじゃいない。
いくつも関門を設けてもほとんど意味はない。クリックの回数が増えるだけ。
確認画面で「読んだ」をクリックする仕組みにしたら安全? 強弁に過ぎる。
中高生がネットで「18歳以上ですか」と何度質問されても無視するのと
同じ。
匿名でなく実際に顔を出して買う場合にはそう無茶なことはできない。
同じ効能の薬を大量に集めるなんてことは実際の薬局では難しい。
でもネットなら簡単だ。数量が制限されても別人になりすますことだって
できる。
三木谷社長の言う「対面販売よりネットのほうが安全」は詭弁だと思う。
1類をネット販売可能にして健康被害が出たら誰が責任を取るのだろう。
一部の人が主張するように「自己責任」というわけにはいくまい。
「副作用が出ても私は文句を言いません」をクリックさせておけばいい?
それでも責任は問われると思うよ。

検討する余地があるのは2類の薬だろう。
風邪薬・胃腸薬・漢方薬など。副作用は少ない。でも皆無ではない。
通常量では問題なくても一度に大量に使えば問題はおこる。
私は規制やむなしと考えるが、議論の余地はある。
あるいは分類が妥当かどうかの議論は可能だ。
でも何でもかんでも一律にネット販売を認めろというのはおかしい。

「世界の趨勢は薬のネット販売を認めている」という主張も本当?
私の知る限り、たいていの国で日本より薬の販売規制は
厳しいのだけれど。

(2009.6.1)

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