院長のつぶやき1万円以下のメガネってどう?
最近、7千円とか9千円とか、従来に比べると激安のメガネを見かける。
従来からの眼鏡店で売るわけではなく、「激安メガネ専売店」ができている。
こういうメガネは買って大丈夫なのだろうか?
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従来店で売るのはだいたいブランド物と考えればよい。
レンズならニコン、ホヤ、セイコー、東海光学などが多い。
フレームは選択肢が広く日本製と海外製が拮抗し、オシャレな製品も多い。
それを自由に組み合わせることができる。
激安店のメガネはそういうメガネではない。
あくまでも「激安店専用に作られたメガネ」で中国製が多い。
例えば100円ショップの商品を考えればよい。ほとんど100円ショップ専用商品。
確かにお得だがコストダウンしているから品質は劣るのは当然。
ただ、過剰な品質が必要ないならば良い選択だと言える。
少なくとも見た目はそれほど遜色ない。
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激安メガネのフレームは歪みやすいとか塗装が剥げるとか言われているようだ。
どうも、品質の良いものと悪いものと当たり外れが大きいらしい。
これは仕方がないように思える。値段が値段なので悪いものに当たるリスクもある。
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店員の質も問題だ。人件費だって削らなければ激安価格は難しい。
恐らく激安店ではベテランを配置するのは難しいのではないか。
経験・知識・調整技術に多くを期待すると裏切られるかも知れない。
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アフターサービスも普通は従来店のほうがよい。当然だろう。
そういう費用を削って安くしているのだから。
ただ、もちろんそういうことは人の問題、店員次第とは言える。
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結局、「それなり」「価格相応」という当たり前の結論に落ち着く。
「使い捨てのつもり」「仮のメガネ」「予備のメガネ」なら許せるのではないか。
(2011.1.26)