猛暑が続いている。名古屋は連日35℃以上。
それでも毎日患者さんが大勢受診して下さる。
ありがたいことだと思う。

白内障手術件数が増えている。
１日１０件までと決めているのだが毎週毎週１０件入っている。
通常の手術日は水曜だが、それ以外に月曜にも何件か入る。
それから、最近は硝子体注射の件数が増えている。
そのせいで、夏の暑い最中でも患者さんの数が減らない。
例年なら夏の午後はガラガラになったりするのだが、今年はそうでもない。

結果的に待ち時間が長くなる結果となっている。
時には２時間待ちになることもある。
長時間お待ちいただいてまことに申し訳ない。
仕方がないのでなるべく早くこなすように心がけている。
本当は患者さんと無駄話でもしながらゆっくり診たいのだが。

追われるように診察を続けるのは正直疲れる。
５０歳を過ぎてから途中で小休止がしたくなるようになった。
疲れてくると笑顔が出ない。仏頂面になる。
高齢の患者さんの回りくどい話を根気よく聴く根気がなくなる。
だましだまし使っている指先のしびれも強くなってくる。
これではいけないと思うが、体が言うことを聞かない。
今からこんなんでは、６０歳になったらどうなることやら。

ああ、それなのに・・
来月から近視進行抑制の新しい治療を始めることにしてしまった。
これを始めると小中学生の患者さんが激増しそうだ。
長年通って下さっている患者さんから苦情が出なければいいが。

(2012. 7.29)

昔から、ワープロは一太郎を使い続けている。
世の中はWordばかりだけど、簡単に変換できるから困らない。
数年前、一太郎を買い替えたときに、ジャストシステムのinternet Diskの無料お試しが付いてきた。

これを使うとインターネット上にバックアップを作れる。しかも容量無制限。
しかもバックアップに手間暇かけなくても、全部自動でやってくれる。
理屈の上では、地震や火事で自宅や診療所が全壊してもデータは残る。
これは優れものと思い、お試し期間のあとそのまま有料会員になった。
すでに何年か使い続けている。

うまいバックアップ方法だと信じていたのだが、最近疑問を感じ始めた。

ハードディスクは２ＴＢを使っている。
ところが、たかが数十ＧＢのデータを送るのに１週間くらいかかる。
無理もない。光ネクストでも最高で200Mbps、実効で50Mbpsくらい。
これはハードディスク上のデータが増えたらとても対応不可能だ。

さらに、先日パソコンを買い替えたときのこと。
ネット上に保存したデータを新しいパソコンに移そうとした。
これがもうとんでもない遅さ！
１日たってもほとんど進んでいない。
あきらめて、外付けハードディスクを仲立ちにデータを移行した。

新しいパソコンでもinternet Diskでバックアップを始めた。
今まであまり意識していなかったが、このアップロードもとにかく遅い！
初回バックアップのために２４時間パソコンを動かし続けて１０日かかった。

このサービス、どうも使えないのじゃ・・
毎月毎月1000円ほど払ってきた。
いざという時役に立たないならまるで無駄な出費。
おまけにＣＰＵや回線を占領し、パソコンは遅くなる。
良いことがないではないか！？

そもそも、今回はミラーリングというのをやっている。
２台のハードディスクに同じ内容を書き込み、実質的につねにバックアップしている。
クラッシュ対策はそれで十分だろう。
その上にこの無茶苦茶遅いネット保存(オンラインストレージ)をすべきかどうか。

ひょっとしたら、ものすごく馬鹿なことをしているのかも知れない。
ただ、今止めれば１０日くらいかけたネット上のバックアップデータは消えてしまう。

どうしたものかと先日から悩み続けている。
(2012. 7.13)

パソコンを替えてから困ったことが１つ。
Windows7がやたらとお節介なのだ。

特に、ウィンドウを移動して上端に触れると最大化する仕様にゲンナリ。
最大化なんてボタンがちゃんとあるのだから、こんなお節介の必要性はゼロ。
明らかに改悪だ。

意図に反して最大化してしまうと、修正にとんでもない手間暇を食う。
私は上下幅はできるだけ伸ばし、複数のウィンドウを横に並べて使う。
たいていの場合、それが一番仕事がしやすいから。
ところが上下幅を広げる度に最大化！！　・・キレた。
手伝ってくれるはずの助手が邪魔ばかりするようなものだ。

最初は調べても修正の仕方がわからなかった。
Windows7のノートPCを持っているがこんな馬鹿なことは起こらない。
買ってから１ヶ月も我慢して使い続けた・・
以下、ようやく突き止めた修正方法。

　コントロールパネル
→システムとセキュリティ
→コンピューターの簡単操作
→マウスの動作の変更（＠コンピューターの簡単操作センター）
→○ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします

わかってしまえば簡単だが、階層が深いから見つけるのは大変だ。
本当に苦労した。
こんな馬鹿なお節介をデフォルトでonにするのは止めて下さい、MicroSoftさん。
(2012.7.5)

今日は私の誕生日だった。
そして川本眼科の夏のボーナス支給日。例年同じ。
皆さん、これからも患者さんのため頑張って下さい。

誕生日も５４回目ともなるとあまりめでたくはない。
体が不調な箇所も増えるし。
娘など「あと１年経てば四捨五入して還暦だね」だと。
６０歳前後を「アラ還」というのだとか。
一節によると５５歳以上６５歳未満のことだそうだ。
やれやれ、赤いチャンチャンコが近づいているのか？

一応、気持ちだけはまだまだ若いつもり。
最近、美容院なるものに行き始めた。
大昔に行って以来だ。２０年以上前だと思う。
恐る恐るパーマもかけてみた。（ごくごく弱く）
ちょっとイメージが変わったと本人はご満悦なのだが、
実は誰も気づかなかったみたいだ。
ちょっと残念。
懲りずに来月またチャレンジしてみるか。
(2012. 7. 3)

小沢一郎が消費税増税に反対して、民主党を離党するそうだ。
これって、どうみても選挙めあて。
国家の先行きよりも自分たちの選挙のことしか考えていないのだろう。

増税は不人気政策で、減税や増税反対を訴えたほうが大衆受けする。
政治のことなど知らなかったり興味がなかったりする選挙民が大半で、
減税や増税反対と言えば飛びつく人が多いのも事実。
そういう人は小沢一郎がどんな政治家でも構わない。

でもね、例えばヒトラーはそういう大衆の支持を受けて登場した。
ヒトラーやナチスに投票した人は、その後起こったことに多少とも責任がある。
選挙権が与えられている以上責任は伴う。
庶民だからと言って目先のことだけ考えていいはずがない。

消費税はいずれ２０％くらいにする必要がある。
医療や年金に必要な支出をするためにはそのぐらいの税率になる。
官僚の無駄遣いとは桁が違う。社会保障には金がかかるのだ。
収入が少なくて支出だけ大きければいずれパンクするのは自明の理。

民主党は「無駄を省けば金は捻出できる」と公約した。
そのバラ色の公約が、財源問題で実現できなくなってしまった。
そんな「余った金」などどこにもなかったのだ。

小沢一郎は永遠に増税反対と言っているわけではない。
彼は細川政権時代に消費税増税を主導して失敗した人だ。
彼の主張は突き詰めれば「景気が悪い間は増税しない」だ。
しかし、増税に理想的な環境なんて普通なかなかない。
いつなら良いタイミングなのか？　そんなタイミングは永遠に来ない。
彼は、いつか増税が必要なことは理解している。
ただ、増税反対といっていたほうが次の選挙に有利だと思っているだけだ。

理屈に合わない無理を続けていれば、いつか破局は来る。
国債の暴落か、株式の暴落か。
近いうちに増税が実現しなければ、ハードランディングは避けられない。
(2012. 7. 2)