川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき電力料金自由化

4月から電力料金が自由化される。
電力会社が選べる時代になったのだ。

今、あちこちの電気事業者から勧誘が来ている。
私も、少しでも電気料金が安くなるのは大歓迎だ。
今までの中部電力よりも安い料金を呈示されれば心が動く。

中部電力も対抗して、従来よりは安いプランを出してきた。
確かに今までよりは安い。大幅ではないが・・
これを見て、新電力の中にはさらに値下げしたところもある。

で、私はどうしたか。
さっさと中部電力の新プランを申し込んだ。
もっと安い料金プランが登場するかも知れないのになぜか。

一番の理由は新電力が安定供給してくれるかどうかの不安だ。
安くするには当然コストダウンが必要だ。
設備投資やメンテナンスの費用も削っている可能性がある。
通常は大丈夫でも、非常時に問題が露呈するかも知れない。
顧客が少ないうちはOKでも多くなったとき大丈夫か?

電気は必要不可欠なものだ。特に業務上は信頼性が至上命令だ。
新電力には実績がない。
数年間安定供給したという実績が欲しい。
少しくらい安くても停電などのトラブルが起きたら最悪だ。

そういうわけで、今回は実績ある中部電力しか選択肢がなかった。
あと何年かはこのまま様子をみようと思う。

(2016. 2.16)

院長のつぶやきエアオプティクス ブライト/カラーズ

新しいコンタクトを取り扱うことにした。
川本眼科では、コンタクト診療は縮小することにしている。
その中でも、あえて新規採用するだけの価値があると判断した。

「エアオプティクス ブライト/カラーズ」というアルコン社のレンズ。
採用の決め手は、カラー・コンタクトの安全性を画期的に高めた点。

カラー・コンタクトにトラブルが多発し、危険なことは眼科医の常識だ。
私も「カラコンは危ないから、やめときなさい」と繰り返してきた。
でも、お洒落をしたい若い女性にはなかなか耳を傾けてもらえない。

なぜカラー・コンタクトは危険なのか?
第一に、素材の酸素透過性がきわめて低い。
着色しやすいという理由で、一昔前の素材が使われているのだ。
第二に、色素がコンタクトの外側に露出していて、目に障害をおこす。
角膜側に露出していれば角膜のキズ、結膜側に露出していれば乳頭増殖。
感染症やアレルギーが多発する。

逆に、この点をクリアできれば、眼科医として反対する理由はない。

今回のコンタクトは酸素の透過性が圧倒的に高い。
(a)通販やドンキホーテ等で販売している大半のカラコン Dk/L=8~17
(b)フレッシュルック・デイリーズ イルミネート Dk/t=26
(c)ワンデーアキュビュー・ディファイン Dk/L=33
(d)エアオプティクス ブライト/カラーズ Dk/t=138

Dk/LとDk/tはメーカーによる測定法が違うのだが、ほぼ同じものとみてよい。
角膜内皮細胞を守るためにDk/Lが24以上のコンタクトが推奨されている。
従来、通販コンタクトよりましだと(b)(c)をお勧めしてきた。
今回新発売のコンタクトは次元が違い、とびぬけている。

これだけ酸素透過性が高いのはシリコンハイドロゲルという素材のおかげ。
2004年頃にはじめて世に出た。徐々に従来型の素材に置き換わっている。
今回のコンタクトはこの素材を採用した初めてのカラーCLなのだ。

そして、色素はきちんと内部に閉じ込められていて、露出してはいない。
つまり、カラーCLの2つの問題点をクリアできている。
その安全性は「エアオプティクス アクア」と同等と考えてよい。

メーカーのプレスリリースは↓
http://www.alcon.co.jp/docs/nc-AOBrelease160121.pdf

なお、川本眼科では、コンタクトの新規処方は行っていない。
現在もコンタクト受診中の方にだけ処方する。(サンシバタで税込\3,800)
2/9にトライアル・レンズが届くことになっている。
当院でなくても、多くの眼科・量販店が取扱いを開始しているはずだ。

(2016. 2.7)

院長のつぶやきau から UQ mobile へ

スマホの回線をauからUQ mobileに変更した。
UQ mobileはKDDIの子会社。auから電波を借りて格安スマホ事業を行っている。
格安スマホ事業者(MVNO)はdocomoには多いがauには少ない。2社だけ。

電話機はauで今まで使用してきた機種がそのまま使える。
SIM(マイクロICカード)なる代物だけ取り替えればよい。

実は、やってみるまで上手くいくか心配だった。
SIMの取り替えなんて、やったことないし、できるかな?
取り替えたはいいけど、ちゃんと動かなかったらどうしよう?
設定でトラブルが起きないだろうか?
電話はかけられるんだろうか?
アドレス帳のデータは残るんだろうか?
メールはできるんだろうか?
LINEの今までのやり取りはどうなるんだろうか?

いろいろ不安はあったけど、最後は「えーい、たまには冒険!」
大げさだけど、清水の舞台から飛び降りる気分。

実際にやってみたら、あっけないほど簡単だった。
SIMの交換方法は電話機の取扱説明書に懇切丁寧に書いてあった。
[APN設定]が見つからなくて焦ったが、[CPA設定]と同じだと気づいて解決。
手順書通りに設定して、ものの10分ほどで開通。

auのときに入れたアプリはそっくりそのまま残っている。
画面の表示もそのまま。アイコンの位置も変わらない。
LINEも、何もしなくてもそのまま継続して使えた。
auの時の連絡先が残っていて、そのまま電話をかけられる。
auスマートパスで入手したATOK日本語入力もそのまま残っていた。

要するに、回線が変わっても、使い勝手は全く変わらない。

速度の点でも、私の使い方では問題なかった。
体感上、auのときと差を感じない。サクサク動く。

唯一の問題は、@ezweb.ne.jp のメールが使えなくなること。
代わりに @gmail.com のメールを使う。
実はgmailのほうが便利な面も多い。
・パソコンと共通で、しかも同期させられる。
・インターネット上のサーバーにメールがいつまでも保存されている。
・スマホを交換しても紛失してもメールの移行作業は必要ない。
・迷惑メールのブロックが的確で高機能

しかし、gmailを受け付けてくれない携帯電話が結構ある。
「パソコンからのメールは拒否」という設定になっていると、
@gmail.com はパソコンからのメールと判断されて拒否されてしまう。
これは、相手が設定を変更してくれない限り、どうしようもない。
しかも、そういう設定になっていること自体を知らない人が多い。
知人友人にそのことを説明し理解させて設定を変更してもらうのは相当な手間。
知人友人の数が多ければ全員に周知するのは絶望的に困難。

幸い、私の場合、昔からほとんどPCメールしか使わない。
(携帯でちまちま打つのは大嫌い。パソコンなら両手で手元を見ずに打てる)
携帯メールを使うのは家族が主だったが、それも既にLINEに移行した。
川本眼科スタッフは、既にパソコンからのメールを受ける設定になっている。

銀行にネットで振り込むときワンタイムパスワードをメールで送ってくる。
これがezweb, docomo, softbank のキャリアメールにしか送ってもらえない。
業務上必要なので困るが、家内はauのままなので家内のアドレスに変更して解決。
私は大丈夫だったが、こういうのがネックになって変更できない人もいるだろう。

まだ、変更してから2日しかたっていないが、問題はなさそうだ。
電話料金は30秒20円と高くなったが、どうせ毎月10分くらいしか電話しない。
予定通りなら、従来月8千円ほどかかっていた料金が月2千円に安くなるはずだ。
請求が来るのを楽しみにしている。

(2016. 1.29)

院長のつぶやきコンタクト店に隣接する眼科

コンタクトを作りたいときには必ずここで診察を受けることになっている。
ふつう、コンタクト以外の病気は診ない。
簡単な病気なら診てもらえることもあるが、ややこしい病気だと他の眼科への受診を勧められる。

この眼科はコンタクト診療のためだけに存在する。
名目はどうあれ、実態は「〇〇コンタクト付属眼科」と言って良い。
医師の給料もコンタクト店が出している。

医師は、ふつうアルバイトである。
昔は、眼科でない科の医師がバイトをしていることが多かった。
内科医とか、産婦人科医とか・・
需要に対して眼科医が足りなくて、背に腹は替えられないということだったようだ。
当然ながら、コンタクト店にとっても眼科医のほうが良いに決まっている。
徐々に「ちゃんとした眼科医」に置き換わっていると聞く。
現在は、大手のコンタクト・チェーンでは眼科医を確保しているようだ。
でも、非眼科医も残っている。

診療技術はどの程度信頼できるのだろう?

さすがに、角膜の状態を診るくらいはやっている。
たとえ専門外でも、少し経験を積めばある程度の観察はできるようになるだろう。
「角膜のキズ」を指摘したり、ドライアイや結膜炎に対する投薬くらいは大丈夫だと思う。
問題が起きれば責任も取らなければならないから、それなりに勉強もする。
自分の手に負えない重症の場合は「もっと大きな眼科」に紹介してしまえば良い。
インターネットで購入して診察は全く受けない、よりはずっとましである。

ただ、角膜は診てもらえても、ついでに他の眼疾患もチェックするのは無理だと思う。
例えば、緑内障の早期発見などは期待できない。
仮に勤務しているのが眼科医だったとしても、コンタクト店のバイトではそこまで診ない。
その気になって、気合いを入れて観察しないとわからない。
あまり診療レベルに期待しないほうがよいと思う。
しっかり診て欲しいときは、「もっと大きい眼科」を受診して下さい。

(2016. 1.26)

院長のつぶやき節税法は後出しじゃんけんに負ける

タワーマンションを使った節税方法が使えなくなるらしい。
眺望の良い高層階のほうが世間では高値で取引されているのに、
税務上は高層階も低層階も固定資産税評価額が同じなことに目をつけた節税。
一時、タワーマンションを買いませんかと売り込みがすごかった。

この手の節税方法は、世間に知れ渡って流行し出すと税務署がルールを変更する。
買っても節税効果が得られるのは何年も先な訳で、ルールが変われば節税は失敗。
まさに捕らぬ狸の皮算用というやつだ。

以前は逓増定期保険による節税をしつこく勧められた。
損金として処理でき、含み益が貯まるとかいう話だった。
これも節税効果が得られるのはずいぶん先の話だった。
預金なら好きなときに自由にお金が使えるが、保険は長期間使い道を制限される。

それでは困るのでお断りした。
案の定、その後国税庁が通達を出し、節税上の有利さはほとんど消えた。

こういった節税手段は、ほとんどの場合、次のような条件がつく。
「税務署が今までの取扱いをいつまでも変更しなければ」

実際には、税務署は税金を取りはぐれるのは困るので、次々に逃げ道を塞ぐ。
つまり、後になってルールが変わり、結局節税できないという事態に陥る。

私も税金は安い方がうれしいが、節税法の大半は信用していない。
国税庁は後出しじゃんけんができるのだから、勝てるはずがない。
うまい話には注意せよ。
真面目に働き、真面目に税金を納めるのが一番だと思っている。

(2016. 1.24)

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