川本眼科だより 43臨時休診 2003年9月30日
8月9日は台風10号の影響で名鉄全線が止まり、車の運転も危険と判断したため、臨時休診にさせていただきました。
患者様にはご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
台風で臨時休診
先日の台風10号の時は、臨時休診にさせていただきました。
東海豪雨(2000年9月)の時も臨時休診にいたしましたので、当日になって急遽休診にしたのは、これで2回目です。
休診と思わずに来院された方にはご迷惑をおかけいたしました。この紙面を借りてお詫びいたします。
応急的な処置をしたり、薬が切れないよう処方したり、とりあえずできるだけの対応はしたつもりですが、なにぶんスタッフが集まらず少人数での対応だったので、手際が悪く、時にかなりお待たせすることになったり、会計が後日精算になったりしたのは申し訳ありませんでした。
スタッフが集まらない
当日まで、私(院長)自身は、台風になっても、ある程度の人数が集まれば、診療所は開くつもりでおりました。こういう日は患者さんも少ないので、雨や風が強い時間帯はほとんど開店休業状態になります。直撃でなければ数人は通勤できるだろう、そうしたら少人数でも何とかなるだろうとタカをくくっていました。
しかしながら、私の見通しは甘かったのです。昔から勤めてくれている従業員でも、引っ越してかなり遠方からの通勤になってしまっていました。その日は、「外に出てみたら雨や風が強くて引き返した」とか「怖くて車が運転できない」などの連絡が入り、結局スタッフのほとんどが出勤できないことがわかりました。その時点で、やむを得ず休診にいたしました。
医師だけでは診療はできません。視力などの検査をするスタッフも必要ですし、受付をしてカルテを出したり診療行為をコンピュータに入力して診療費を計算したりするスタッフも必要です。ものもらいのような簡単な手術でも、介助者が不可欠です。分業が進んだ結果、収納場所や手順などで医師にもわからないことも増えています。コメディカル(=医師を支えるスタッフ)の役割が大変重要になっているのです。
大病院なら、医師も看護師も事務も当直しています。器具も常時消毒してあります。コンピューターも24時間体制で動かしています。入院患者さんのために院内にとどまっているスタッフも多く、たとえ交通機関が止まってもかなりの診療行為が可能です。しかし、診療所では同じことはできません。
院外処方にしている場合、薬局が開いているかどうかの問題もあります。診療所だけ開いても、薬局が開いていなければ、当日薬を手に入れることができません。今回は、隣の薬局さんがなんとか開けて下さったので助かったのですが。
途中で晴れても始められない
台風などの気象は時々刻々変化します。朝は暴風雨でも、しばらくするとからりと晴れてしまったということはよくあることです。
しかし、晴れたからといって、診療所はすぐに始めるわけにはいきません。
一度休診にすると決めると、再びスタッフを集めるのは難しいからです。それに、器具の消毒をして準備をするにも時間がかかります。
初めから晴れるだろうと高い確率で予想できればいつでも出勤できるように要請しておくことはできるでしょう。準備も1時間くらいあればできます。それでも午前いっぱい休診にして、午後再開するのがせいいっぱいだと思います。
台風などで交通機関が止まったような時は、急ぎでなければその日は受診を見合わせいていただけると助かります。たとえ午後から開けたとしても、スタッフが揃っていない可能性が高いからです。まずは電話でお問い合わせいただくのが得策です。
今後は7時頃に対応を決めます
今回、ぎりぎりに休診を決めたため、ばたばたしたので、今後はできるだけ、朝7時15分頃には休診にするかどうか決めることにしたいと思います。通勤に1時間以上かかる者もおり、そのあたりがタイムリミットになるからです。
朝の状況で判断した場合、結果的に、それほど雨や風がひどくなくても休診にすることもありえます。御了承下さい。
休診の際には、可能であれば電話での応対をするつもりですが、電話番もいないという事態も考えられます。その場合は、留守番電話で休診の旨をお伝えする予定です。
予定休診は
学会などで休診にする場合は、もちろんあらかじめお知らせいたします。
原則として1ヶ月前には院内・玄関(道路から見える場所)に掲示を出すようにしています。
なお、時間外に、留守番電話で休診予定を流しております。(824-0800) 休診予定の確認にご利用いただければ幸いです。こちらも約1ヶ月前からご案内しています。
2003.9