院長１人で更新するのは無理があった

実は、今まで、院長の私がほとんど１人でホームページの管理をしていました。最初は業者に作ってもらったのですが、その業者のやり方に納得できない点があって、サーバーを他所に移し、文章の追加や変更程度の更新は自分でやることにしたのです。

でも、素人の悲しさで、なかなか思うようになりません。細かいところに目が行き届きません。既に必要がなくなった古いお知らせがいつまでも残っていたり、コピー＆ペーストのミスで長期間にわたり意味の通じない文章が載っていたり、いろいろと問題が起こってしまいました。

最近になって視能訓練士２人に一部手伝ってもらうようにしましたが、新しい記事を書いたり重要な記載事項について判断をしたりするのは結局自分でやるよりありません。開業医は他人任せにできない雑用を結構たくさん抱えています。他の仕事に追われてホームページにまで手が回らないことも多々あり、このやり方には無理があると感じていました。

スマートフォンの時代を迎えて

こここ数年、スマートフォン（スマホ）が急激に普及してきました。私も使っています。通話とメールに限れば従来型の携帯電話（ケータイ）に一日の長がありますが、超ミニ・コンピューターとして使えて「アプリ」と呼ばれるソフトをインストールすれば多種多様な使い方ができるのは、ちょっとケータイには真似のできない芸当です。

スマホの普及により、スマホでインターネットにアクセスする人がすごく増えました。でも、当然ながらスマホの画面は小さく、パソコン向けのホームページでは読みにくくて仕方ありません。そうすると、ホームページ側でもスマホに対応する必要に迫られることになります。

さらに、今までも携帯電話用のサイトはあったのですが、更新をさぼっていました。もちろん、今でも普通の携帯電話を使う人は多いわけで、携帯にも対応したほうが良いにきまっています。

今回のリニューアルでは、パソコン・スマートフォン・ケータイのどれを使ってアクセスしても、自動的にそれぞれの端末に最適化したページを表示するようにしました。端末ごとに別々のアドレスを用意したり、初期画面で端末の種類を選ばせるやり方に比べて洗練されていると自画自賛しています。

川本眼科だよりを検索可能に

月１本ずつ「川本眼科だより」を長年書き続けてきました。患者さん向けに、なるべく正確に、かつわかりやすく医師が考えていることをお伝えしようと努力してきました。医学的正確さを重視すると内容が難しくなりすぎることもありがちでしたが、幸い多くの方々にご評価をいただいております。「だより」の記事こそ、川本眼科ホームページの要であり、他にいくら多くの眼科ホームページがあっても真似のできないオリジナルのコンテンツと自負しております。

ただ、「川本眼科だより」の記事は相当量たまっており、それにつれて目的の記事を探し出すことが難しくなっています。この問題を解決するために、キーワードで検索できるようにいたしました。これで別々の年に書いた複数の記事をまとめて読むことも可能になります。

患者さんにいただく「よくある質問＝ＦＡＱ」への回答はたいていここに載っています。ぜひ、有効活用して下さい。

高齢者にも読みやすく

今回、院長がこだわったのは高齢者にも読みやすいホームページにすること。

そのため、字の大きさをお好みで変更できるようにしました。目が悪い人なら大きい文字で、若くて情報量を多くしたい人なら小さい文字で、大中小の３段階に変更できます。

色使いも淡い色は避け、コントラストの高い表示を心がけました。白内障や角膜混濁のある人でも読みやすいように気をつけたのです。また、色覚障害があっても判別に困難をきたさないよう注意いたしました。

細かい工夫

そのほかにも、新しい川本眼科ホームページには様々な細かい工夫がされています。

例えば、地図はGoogleマップを呼び出せるようにしました。省略が多くてデフォルメしすぎた地図はわかりにくいもの。縮尺の正確なGoogleマップがこれからの標準ですよね。

イラスト付きの大きなボタンを付けて必要なページにすぐ行けるようにしました。今までは何となくごちゃごちゃしていて、変なところにリンクが貼ってあったりしてわかりにくかったので、思い切って整理しました。ずいぶんすっきりしたのではないかと思います。

スタッフ紹介のページでは一人一人似顔絵が描かれています。さあ誰が誰だかわかりますか？ちょっと遊んでしまいました。特徴が捉えられ、それがデフォルメされて、新たな発見もあって、なるほどそうだなあ、と楽しいです。さすが絵描きさんは上手いものだなあ。ただ、院長の私に限っては、本人のほうが美男子ですけれどね。(^ｏ^)